初夏の焼物と煮物

2025年05月16日
  • 5月
  • 焼物
  • 煮物

【タチウオのけんちん焼き】
タチウオ1尾(10~15cmくらいに切る)、振塩2%~、酢橘、サラダ油、甘酢漬みようが

A:けんちん(絞り豆腐160g、白身魚す
  り身100g、おろし山芋100g、全卵
  50g、マヨネーズ 30g
B:繊野菜(干ししいたけ、ごぼう、に
  んじん)合わせて120g
B’:だし160㏄、淡口20㏄、みりん20㏄
C:マヨネーズ(米油80㏄、卵黄4個
 (80g)、塩1.5g)
D:米酢又は千鳥酢180㏄、上白 100g

1.タチウオは腹から開いて中骨を取り
  除き、両面に振り塩をして冷蔵庫に
  1時間おいてから水気を拭き取りま
  す。
2.Aのけんちんを作る。
  当鉢にしっかりと水気を絞った豆腐
  をほぐし入れ、すり身とおろし山芋
  を順に加えてよくあたり、全卵とマ
  ヨネーズを加え混ぜ合わす。
3.Bの繊野菜はそれぞれ下処理をして
  千切りにし、さっと炒め合わせて
  B’で下煮をして汁気をきる。
4.3が冷めたら2のけんちんに入れて
  合わす。
5.タチウオは皮目を下にしてまな板に
  広げて4のけんちんを包み込み、5
  ~6本の串を打ち開かないようにし
  て硫酸紙を敷いた天板にのせ約
  200°Cのオーブンで10分焼き、タチ
  ウオが焼ければ出来上がり。
6.5のタチウオの串を抜いて器に盛り
  付け、片側の側面に輪切りにした酢
  橘を張り、酢取りミョウガを小口に
  切り、盛り添えて供します。


【子芋と合鴨のころ煮】
 合鴨の煮汁を絡めて表面だけに甘辛の味をつけることで、中は子芋本来の味が残っている。子芋(落子)は小指の先ほどの子芋で淡い甘みが特徴。

石川早生 10個、合鴨胸肉1枚、モロッコ豆煮浸し2本、刻柚子、芥子

A:だし4、酒1、みりん1、濃口1、 タ
  マリ0.1、砂糖0.2
B:だし12、 みりん 0.5、淡口1

1.石川早生は天地を落としてからさら
  しに包み、まな板の上で転がすよう
  にして皮をむく。 残った皮は包丁で
  こそげ取ります。
2.合鴨胸肉の皮に浅く(3㍉くらい)
  格子状(5㍉くらい)に包丁目を入
  れてから縦半分に切り、厚目(3~5
  ㍉)のそぎ切りにします。
3.鍋に1の子芋をAのだしで直煮にす
  る。 ぽこぽこと沸く程度の火加減で
  柔らかくなるまで煮る。だしは足し
  ながら初めの水位を保つ。
4.水位が1/3減少したら酒、みりん、
  濃口、タマリ、砂糖を入れて味を調
  え、2の合鴨を入れる。 合鴨に十分
  火が通ったら取り出し、強火にして
  子芋を煮転がす。煮汁に照りが出て
  きたら合鴨を戻し、軽く転がして仕
  上げる。
5.モロッコ豆は色よく塩茹でして、B
  の合わせだしに浸しておく。
6.器に4.5を形よく盛り付け、刻柚子
  を天盛りにし、芥子を添盛りにして
  供す。

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