
鰆は産卵前の春より、脂の乗る晩秋が大変美味しい。同じ頃出始める蕪と合わせた旬味溢れる一品。
材料:本鰆上身 80g×4切、柚子 1個、人
参 50g、三つ葉 一束、昆布、塩
A:酒塩だし(昆布だし 600cc、酒
100cc、塩 10g)
B:べっこう飴(だし 10、 みりん 1、濃
口 1、吉野葛 1~3%)
C:淡口八方(だし 8、みりん 1、淡口
1)
D:摺りおろし蕪(軽く絞ったもの)
300g、卵白 60g、塩 2 g
1.本鰆の切り身をAの酒塩だしに一晩
浸けて取り出す。
2.柚子は薄く皮をむいて横半分に切
り、骨抜きで果肉を取り出す。
3.2を鍋に入れ水をかぶるほど注いで
柔らかくなるまで下茹でをする。水
に取り冷えるまでさらし、水切りを
してCの淡口八方で軽く煮てさいの
目に切る。
4.人参は皮をむいてさいの目に切り、
水から柔らかく塩茹でにする。三つ
葉は五分切りにする。
5.蕪の皮をむいて摺りおろし、Dを合
わす。軽く絞った蕪につなぎの卵白
を加え混ぜ、塩味を調える。
6.3の柚子、4の人参・三つ葉を5の
摺りおろし蕪に合わせて混ぜる。
7.バットに昆布を敷き1の鰆をのせ、
強火の蒸籠で約10分蒸して七分通り
火を入れる。
8.鰆を取り出して6をたっぷりと覆う
ようにかけ、さらに強火で約5分か
けて蒸し上げる。
9.鍋にBを合わせて温め、葛を引いて
とろみをつける。
10.煮物椀に8を盛り付け、9のべっ
こう飴をかける。山葵を添えて仕上
げすすめる。