石摺なまこ

2025年02月07日
  • 2月
  • 口取

 なまこ(マナマコ)は棘皮動物に分類され、食用になるのはマナマコ、キンコナマコで、生息場所によって赤ナマコ、青ナマコ、 黒ナマコに分けられる。市場での高評価は外洋性の岩礁で生息する赤ナマコで、食べごろは冬から春。

赤なまこ、パプリカ、エディブルフラワー、砂利、粗塩


A:だし6、酢2、みりん1、淡口1、
  (タカノツメ)
B:だし800㏄、塩6g

1.なまこの両端を切り落とし、腹を開
  き腸を取り出す。流水で腹の中をき
  れいに洗う。
2.竹ザルに入れ、砂利を加えて粗塩を
  2%~くらい振りかけて、竹ザルを
  前後に約10分揺すり続ける。
3.ぬめりがとれてザルが汚れたら流水
  で洗い流し、再度なまこを竹ザルに
  入れて粗塩を振り約10分竹ザルを
  揺する。
4.3の動作を約1時間繰り返し、なま
  この表面のぬめりがなくなったらき
  れいに洗って水気を拭く。
5.沸騰湯に約5秒浸し、霜降りをして
  冷水に落とす。
6.Aを鍋に合わせて、沸かし冷ます。
7.5のなまこを引き上げて水気を拭い
  て、6の合わせ酢に約1時間以上漬
  ける。
8.パプリカは二つに割り、沸騰湯で約
  10秒塩ゆでにして冷水に取る。
9.岡合わせしたBに約30分以上浸
  す。
10.7のなまこを2~3ミリの厚さの小
  口に切り器に盛り、9のパブリカを
  好みの大きさ・形に切り盛り入れ
  る。
11.浸酢を回しかけ、エディブルフラワ
  ーを飾り仕上げる。
※石摺なまこはコリコリと歯切れがよ
 く、生臭さみもなく美味しい。

■ナマコの下処理
1.塩ふり
  掃除をしたナマコをザルにのせ、粗
 塩をたっぷりと振りかけ、軽く水洗い
 をしてから再び粗塩を振りかけると、
 コリコリした弾力が出る。ぬるめのお
 茶で洗うと匂いが消える。
2.生ナマコの下煮
  1のナマコを、水に藁を加えて4時
 間コトコトと煮る。
3.茶ぶりナマコ
  ほうじ茶を濃いめに煮出して沸騰さ
 せる。この中に、小口切りしたナマコ
 を入れて茹でる。
※以上用途に応じて使い分ける。

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