芽吹きの春の小鉢と焼肴

2026年04月17日
  • 4月
  • 口取

 草木の芽吹く香りに包まれた春。筍、山菜、木の芽や春の七草など、野の幸、山の幸が解き放たれたように一斉に芽生え、海や川、湖でも冬の美味から一転、もろこに白魚、さよりなど、春の滋味を代表する魚が出始めます。「料理は季節を味わうもの」であることを、春はことさらに実感します。自然は物言わずとも、料理すべきものを教えてくれます。

■小鉢「白魚磯辺揚げと芹衣揚げ」

材料:子持ち白鱼10本、板海苔1枚、
   芹、葛粉、焼き塩
A:酒塩(昆布だし100㏄、酒100㏄、塩
  2%(4g))
B:薄衣(冷水100㏄、薄力粉40g、片
  栗粉15g)

1.春に大きく成長して子を持つ白魚
  を、Aの酒塩に約15分浸す。
2.引き上げて水分をよく拭き取り、葛
  粉を薄くはたいて一本一本海苔で巻
  く。
3.165°に揚げ油を熱し、約3分かけて
  カリッと揚げて、好みの塩を振る。
4.春の七草の一つ芹は5cmくらいに切
  り、Bの薄衣で揚げる。
5.好みの器に形よく盛り付けて供す。

■焼肴「子持ちモロコの木の芽焼きと芹
    辛煮」

材料:本モロコ5尾、芹、はじかみ、サ
   ラダ油
A:酒2、ミリン6、濃口4、木の芽
B:だし2、酒1、みりん1、濱口1

1.琵琶湖特産の本もろこを、たたいた
  木の芽を加えたAの掛け醤油で付け
  焼きにする。
2.芹は3cm長さに切り、はじかみも
  3cm長さの薄切りにして合わす。
3.鍋にうすく油を敷き、中火で2を炒
  め合わせ、油が回ったら別に合わせ
  たBを数回に分けて入れ、歯応えが
  残るように炒り煮にする。
4.好みの器に1と3を形よく盛り付け
  供す。

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