
8月に続いての鱧料理第二弾は、鱧の温かい茶碗蒸し料理です。繊細な鱧のおいしさすべてを味わい尽くします。卵地も鱧出汁で!!
材料:活鱧約800g一尾、花穂、青柚
子
A:鱧アラ一尾分、水2ℓ、酒300
㏄、昆布10cm角1枚
B:卵100g、Aの鱧出汁400㏄、
淡口15㏄、みりん5㏄
C:Aの鱧出汁200㏄、淡口5㏄、み
りん2㏄、葛2%~、酸橘1/2個
1.鱧のアラを軽く霜降りにして冷水に
取り、汚れを取り除いて鍋に入れ、
Aを加えて火にかける。沸いたら中
火弱で約20分煮出し、スッポン仕
立てにしてクリアな鱧出汁を取り、
漉して使用。
2.肝、浮袋もきれいに洗い、1cmく
らいに切って霜降りをして器に入
れ、Bで合わせた玉地を張って蒸し
上げる。
3.玉地蒸しの上にのせるのも鱧。おろ
した鱧の皮をひいて骨を切り、58°C
に温めた鱧出汁に入れます。する
と、ゆっくりと花が開く。身の中の
タンパク質に火が入って、丁度いい
かなというぐらいのギリギリのとこ
ろで引き上げ、蒸したての玉地蒸し
2にのせます。
4.回りにCで合わせた葛あんに酸橋を
搾って流し入れ、鱧の上に青相子と
花穂を散らして仕上げます。
鱧のすべてを味わっていただきます。玉地をすくって食べるときに、そのテクスチャーに合わせて鱧を一緒に食す。それがこの料理のおいしさ。クリアなコクの中に酸が加わり、良いものを食べているな~という、鱧の驚くような食感を味わう料理です。