
独特な風味を持つ豊橋鶉と栗は初冬の出合いもの。栗のほのかな甘みに合わせて、豊橋鶉は旨煮にしています。
1.豊橋鶉肉の旨煮
(1)鶉を捌く。ガラはしっかりと掃
除をして、丁寧に水洗いをしま
す。玉葱の乱切りとともに鍋に
入れ、たっぷりの水を注いで強
火にかける。沸いたらアクを取
り、弱火にして1時間ほど煮出し
てガラスープをとる。
(2)鶉の端肉や首周りなどの肉を包丁
で叩いて挽肉にしておく。玉葱
(挽肉の3割くらい)をみじん切り
にして、水にさらして絞ったも
のと卵黄(挽肉の1割くらい)
を挽肉によく混ぜ合わせる。塩
で淡味(0.3%くらい)をつける。
(3)鶉の上身に片栗粉をはたき、肉
薄の部分に(2)の挽肉パテを
塗り付け、さらに表裏に片栗粉
をはたき4等分に切る。
(4)フライパンを熱してサラダ油を
引き、(3)の鶉を皮目から強火
で焼く。焼色が付いたら返して
軽く焼き固める。それに熱湯を注
いですぐに笊に取り、油抜きをす
る。
(5)(4)の鶉を鍋に入れ、(1)の
ガラスープに出汁を同割で合わせ
てひたひたに注ぐ。強火にかけ沸
いてきたら、酒・砂糖・濃口・
みりんで調味して旨煮にする。
※ガラスープ3、出汁3、酒1、
砂糖0.5、濃口1、みりん1
(6)煮汁を少し別鍋に取り、残りの煮
汁に水溶葛(2%~)を引いてと
ろみを付け、盛り付けた鶉の旨煮
にかける。
2.しめじと菊菜の合わせ煮
(1)しめじを手で捌き、菊菜は1cmに
切る。
(2)1の(6)で取りおいた煮汁に、
1の(1)のガラスープを合わ
せて淡口で調味して八方地に調
え、(1)をさっと煮る。
※煮汁300cc、ガラスープ
300cc、淡口15cc
3.栗の八方煮
(1)栗は一晩水に浸してから鬼皮を剥
ぐ。
(2)尻から先に向かって形を整えるよ
うに渋皮を剥ぐ。
(3)薄い立塩(0.5%くらい)に1時
間くらい浸す。これは煮崩れしに
くくなるための処置。
(4)(3)の栗を強火で約10分蒸し
て、5分くらい火を入れる。
(5)淡口八方地に淡口を少し足してし
っかりめに調え、さらにひと煮立
ちさせる。深目のバットに注ぎ入
れて(4)の栗を浸し、そのまま
栗が煮崩れしないように強火で約
10分蒸し上げる。
※淡口八方地(出汁8、 みりん
1、淡口1)+淡口0.1
4.盛り付け
好みの鉢皿にバランスよく盛り合わせ、鶉の旨煮に化粧あんをかけて供す。




