
なまこ(マナマコ)は棘皮動物に分類され、食用になるのはマナマコ、キンコナマコで、生息場所によって赤ナマコ、青ナマコ、 黒ナマコに分けられる。市場での高評価は外洋性の岩礁で生息する赤ナマコで、食べごろは冬から春。
赤なまこ、パプリカ、エディブルフラワー、砂利、粗塩
A:だし6、酢2、みりん1、淡口1、
(タカノツメ)
B:だし800㏄、塩6g
1.なまこの両端を切り落とし、腹を開
き腸を取り出す。流水で腹の中をき
れいに洗う。
2.竹ザルに入れ、砂利を加えて粗塩を
2%~くらい振りかけて、竹ザルを
前後に約10分揺すり続ける。
3.ぬめりがとれてザルが汚れたら流水
で洗い流し、再度なまこを竹ザルに
入れて粗塩を振り約10分竹ザルを
揺する。
4.3の動作を約1時間繰り返し、なま
この表面のぬめりがなくなったらき
れいに洗って水気を拭く。
5.沸騰湯に約5秒浸し、霜降りをして
冷水に落とす。
6.Aを鍋に合わせて、沸かし冷ます。
7.5のなまこを引き上げて水気を拭い
て、6の合わせ酢に約1時間以上漬
ける。
8.パプリカは二つに割り、沸騰湯で約
10秒塩ゆでにして冷水に取る。
9.岡合わせしたBに約30分以上浸
す。
10.7のなまこを2~3ミリの厚さの小
口に切り器に盛り、9のパブリカを
好みの大きさ・形に切り盛り入れ
る。
11.浸酢を回しかけ、エディブルフラワ
ーを飾り仕上げる。
※石摺なまこはコリコリと歯切れがよ
く、生臭さみもなく美味しい。
■ナマコの下処理
1.塩ふり
掃除をしたナマコをザルにのせ、粗
塩をたっぷりと振りかけ、軽く水洗い
をしてから再び粗塩を振りかけると、
コリコリした弾力が出る。ぬるめのお
茶で洗うと匂いが消える。
2.生ナマコの下煮
1のナマコを、水に藁を加えて4時
間コトコトと煮る。
3.茶ぶりナマコ
ほうじ茶を濃いめに煮出して沸騰さ
せる。この中に、小口切りしたナマコ
を入れて茹でる。
※以上用途に応じて使い分ける。

